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続いたら奇跡

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ラジオの魅力

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ラジオの魅力って声にあると思う。

元々私はラジオをあまり聞かない子だった。
地元にはAM放送しか入らなかったこともあると思う。
(AMを否定する訳ではないのだが、ニュースや相撲などが多く、子供の頃は特に興味はなかった)


私がラジオを頻繁に聞くようになったのは、ここ数年のことである。
きっかけはラジオっ子の夫。
我が家はテレビがなく、PCにテレビ用チューナーをつけて見ている。
なのでテレビを見るにはデスクトップPCを一度立ち上げてからチューナーに接続しなければならないので若干面倒くさい。テレビを見るまでに3分くらいかかる。
ラジオは、rajikoで聞いている。こちらはいつも手元にあるスマホですぐ起動できる。
必然的に我が家のニュース情報の仕入れはネットとラジオになった。

 

とある平日のお昼、たまたま家にいた夫がおもむろにラジオをつける。
ゴゴモンズという、FM nack5という埼玉県のローカル局だ。
ちなみにnack5(ナックファイブ)という呼び名はチャンネルのFM79.5からきている。
レンタカーを借りたときなど、いつも聞いている局のチャンネルを度忘れしてしまうことが多々あるのでこの語呂で覚える覚え方はありがたい。


余談だが、ラジオ関係に勤めていた知人の話では東京を除くいわゆるローカルと呼ばれるラジオ局の中で、FM nack5は郡を抜いてリスナーが多いそうだ。
地元愛が薄いといわれる埼玉、実はそんなことないのでは…?

「ゴゴモンズっていう番組があってね、仕事の移動中とかに聞いてるんだけどお昼とは思えないくらい面白いんだよ」
と夫が勧めるので、私も一緒に聞いてみた。

第一印象は「ゲスい。笑」だった。
平気で下ネタや人の愚痴が面白おかしくラジオパーソナリティの三遊亭鬼丸によって読み上げられていく。
関東のテレビで言えば、「5時に夢中」みたいな感じだと思う。
お昼から夜のネタでゲラゲラ笑い、それから私は一人のときでもFM nack5のゴゴモンズを聞くようになった。

面白いエピソードがあった日には、その時間帯ラジオを聞けなかった夫に報告した。
毎日毎日報告した。

ところが。
いくら私が丸々覚えてその通りに伝えても、魅力が半減どころか2割くらいしか伝わっていないような気がする。(ネタを忘れないよう、PCに全部書き起こしてそれを読み上げてもだ。)

なぜだ。
私は考えた。
できるなら同じ温度でその面白かったネタを一緒に笑いたい。
なのにだ。伝わらないのだ。

解決策が見つからないまま日々は過ぎ、ゴゴモンズ愛がピークに達した私は
自らもネタを送るようになった。
ネタと言っても、「がっかりした話」や「びっくりした話」など他愛もないテーマである。(ゴゴモンズは毎日テーマを変えて募集している)

ある日、偶然私のネタが採用された。
あの鬼丸に読み上げられ、当時もう一人のパーソナリティだった小林アナ(芸人)が相槌を打つ。

ハッキリ言って、送ったネタはどスベリだった。
読み上げられた文章は、他愛がなさすぎて面白くもなんともなかった。
しかし、三遊亭鬼丸の読み上げ方が面白く、いつも他のリスナーのネタが読まれている感じで進行していった。
つまり、鬼丸の読み上げ方のフォローによって、私のネタが面白く聞こえたのだ。

鬼丸、ありがとう。

そして私は気づいた。
ネタではなく、鬼丸が面白いのだと。

翌日からさらに聞き込むようになった。
三遊亭鬼丸という人は、名前からお察しの通り落語家である。
落語家は決まった台本を声色や動作をつけて表現し、人を笑わせる。
つまり、お話のプロなのだ。噺家とも呼ばれる所以がわかった。

鬼丸の手にかかれば、その人のネタがまるでその場で起きているかのような臨場感が生まれる。声の抑揚、間、声色。
声って、いろいろな使い方があるのだなぁと感心した。

 

ラジオとは、音声のみのメディアである。
視覚情報は一切ない、これがテレビとの明確な差である。
つまり、とある情報を音声だけで伝えなければならない。
画像一枚見せれば伝わるものを、全部文字に変えてリスナーに頭の中で正確に想像させることが必要である。
これって、とても難しいことだ。
例えば、電話。
電話をしたときに、私が思っているイメージをそのまま相手に伝わらないことがよく起きる。
「ねぎ三本買ってきて」と夫に頼むと小ネギ3束買ってきたことがあった。
「ピンクのラベルの品、足りないのでこちらに送っていただけますか」と取引先に電話した時には、微妙に色の違う品が送られてきたこともあった。
説明が雑すぎて文字でも伝わっている気がしないが、とにかくイメージを伝えるって相当難しいと私は思っている。

代わりに、足りない情報をどう補うかによって伝わり方がまるで違ってくるともいえる。
前述の鬼丸がそうだ。私の言葉足らずの説明を雰囲気で理解し、声で表現してくれた。
怒っているようなら怒ったような声で、
ブリブリなOLのセリフは本当にブリブリな声で。
「それなくない?」というリスナーの心の突っ込みはボソっとぼやきの声で。
落語家の臨場感のある話し方はすごい。
以降私は落語家にも興味がわいてきて、笑点を毎週欠かさず見るようになった。

 

もう一つ、私がラジオが好きな理由がある。
それは、「声」だ。

学生時代、私はコールセンターでバイトをしていた。
研修では「お客様にはこちらの顔が見えません。なので声だけで姿勢が伝わってしまいます。決して楽な姿勢のまま対応などしないように。」
それが本当だということを私は身をもって知るようになる。
お客様の声だけで、その人が怒っているのか迷っているのか、わかったフリをしているのか、全部わかるのだ。
逆にこちらも、お客様のクレームが長すぎて最早何を言っているのかわからなくなり、疲れて電話線をクルクルしたり、他のPCを見たりしながら
「はい、誠に申し訳ありません」
「お客様の仰るとおりでございます」
「本件は迅速に担当部に連絡し、対応いたします」
とテンプレートの言葉を言っていたら「お前本当に聞いているのか!」とさらに怒らせてしまった。
声にその人の感情は乗るのだ。


それはラジオの世界でも同じことが言えるのでは?と思っている。
ニュースを読み上げるアナウンサーは徹底的に訓練されているので声に感情はでないが、いわゆるラジオを本業としない方やゲストで呼ばれた方は特に顕著に思っていることが声に出ている。

「これ本当におすすめで~」
「光栄ですありがとうございます」
「ぜひ買ってください、よろしくお願いしますbyゲスト」

これら、全部心から思っていなかったら乾いた声に聞こえてしまうのだ。
そこに画像がついたら笑顔でごまかせるが、声のみの世界では声が表情だ。

そこで人間性を感じることができる。
人間性が好きで聞いている番組もあるくらいだ。
その人が好きだから聞いている。

逆に、どんなに面白い番組でもパーソナリティの人となりがわかりすぎて聞かない番組もある。

これを芸能人にあてはめると大変面白い。
芸能人はイメージの商売である。いいイメージを持ってもらわなければならない。
上の聞かない番組の一つは、とある芸能人がやっているのだが
言っていることは至極まともなのだが心から思っていない上辺のセリフだったり
慢心を感じるような伝え方をしている。(誤解だったら本当にごめんなさい土下座)

例えば○○と付き合っている報道が出ているアイドルだとしよう
「僕寂しがりやで~こういうタイプの子が好きなんですよね~あー彼女ほしいなぁ~」
その声だけで彼女がいるかいないかわかる。
(ニヤニヤしながら聞くのが趣味←)

イメージで売っている以上、そういうイメージでいてほしいと言うのが人の性である。
逆に芸能人は、そのイメージを利用してビジネスをしている。
そのイメージを一番壊してしまいやすいのが、声なのだ。
最近はツイッターやインスタグラムなど本人からのダイレクトな情報が出やすくなったので昔の比ではないが。
このイメージ通りの声だと、その人のことをもっともっと好きになる。
誠実な人なんだな、ぶりっ子じゃないな、腰が低いな。

最近私は、ラジオに出た人じゃないとその人の本やブログ、テレビを見ないくらいである。
イメージの穴を探すのが好きな天邪鬼な私である。

例えば今私は星野源が大好きなのだが、彼は本当に見たまんまの人だ。
ラジオを聞いていてそう思う。
純粋に音楽を愛し、人に対して誠実であり、あとふざけるのが好きな人だ。
決して人を否定しない、そんな人だ。

そんな元来声に厳しい、というかフェチな私が勝手におすすめ番組を紹介してみる。

-星野源オールナイトニッポン
-バナナムーンゴールド
-オードリーのオールナイトニッポン
-Tokyo district(パーソナリティ:秋元梢、J-WAVE)
-福のラジオ(福山雅治Tokyo FM)
-ゴゴモンズ(三遊亭鬼丸&高橋麻美、FM nack5)
ーOne more pint(ブラザートム、FM nack5)
ーHappy Saturday Night(ヒイズミマサユ機、九州crossFM、北海道FM north wave)

元からその方のファンで聞いている番組もあるが、流していたらその人のことを好きになって聞き続けている番組もある。

偏見満載な本記事だが、ラジオって上っ面を剥がすっていう局面で見るもの面白いよってのを伝えたくて書いた。

最後まで読んでくれた方、ありがとうございました^^


P.S,
もらったステッカー。今は車を持っていないので貼る場所がないが、
来年アメリカにわたり車も持つ予定である。その際はこのステッカーを貼りたいと思っている。
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