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続いたら奇跡

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源クラスタは良い人が多いよって話

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源クラスタとは、私の中の定義ではツイッター上での星野源ファンの集いのことである。
ツイッターでは、何か好きなアーティストがいる場合、○○クラスタと名乗ることが多い気がする。他にも言い方があるのかもしれないが。

星野源クラスタでは日々、「源クラ(星野源クラスタの略)は良い人が多いよね~」という会話がよく飛び交う。
実際、本当に良い人がいた実話を、ここに書いておきたい。

2017年春頃、私は体調の良い時間帯を見つけては星野源のことを調べる作業にいそしんでいた。
その頃、喉から手が出るほど欲しいものがあった。逃げ恥のブルーレイ集と星野源がこれまで出してきたシングルの初回限定盤についてくるDVDだ。

逃げ恥のDVD/ブルーレイは特典映像を見てみたかったし、何より本編を一から見直したかった。何度見ても面白い作品だからだ。
またシングルの初回限定盤については、星野源を調べていくと必ず欲しくなる作品だ。

星野源という人は「簡単に音楽が手に入るこの世の中で、わざわざお金を出してCDを買ってくれる人には何かお得感のある特典をつけたい」というこだわりがある人で、毎度何かしら映像特典がついている。しかも90分。(DVDに入る容量ギリギリ分いれたいらしい。)「これで1600円!?買うわ。」となるくらい、CD以外にもサプライズが色々用意されていて面白い。

当然、過去の初回限定盤なので今から買おうと思っても全部中古品でプレミア価格だ。一枚数万、十何万するものもある。とてもじゃないが買えない。それに無職なので毎月のお小遣いなんてすずめの涙程度だ。余計買えない。

「見てみたいなぁ」なんて呟きを時々しながらツイッター上で源クラの皆さんと交流していたら、ふとしたきっかけで「しゃちちゃん、逃げ恥ブルーレイ、貸すよ」と突然ご連絡をくださった方がいた。ツイッター上でのふれあいなので当然顔も知らなければ名前も知らない方からありがたい申し出を頂いた。
というか、向こうにとっても私は得体のしれない存在のはずだ。それなのに、貴重な作品を貸していただけるとのこと。
DM*1で貸してくれる場所と日時を調整していざ、向かう。
DM中、先方は「いや、いきなり申し出てしゃちちゃんにとって怪しいと思うからさ、一応電話番号も載せておくね」など気配りもしてくれた。

待ち合わせ当日、いざ指定された場所へ向かう。
正直ドキドキしていた。その頃の私は人と会うのも苦手だったし外出も勇気のいる行動だった。そんな状況も時々呟いていたため、私が病気でコミュ障であることも先方もわかっているはずだ。それなのに貸してくれるという。なんでだ、ただの良い人か、何かおまけで壷を買わせる気なのか。でも壷を買うお金もないしいいか。等、心の葛藤が続いていた。

緊張と興奮でフワフワしながら待ち合わせ場所に向かう。
DMで「私は今こんな格好をしています」等とやりとりをする。

いた!

「初めまして、しゃちです~」なんて他愛もない会話もそこそこ、その方はさっと袋を渡してくれた。
「来てくれてありがとね。私も昔好きなアーティストがいたとき、こうやってタダで貴重な作品を貸してくれた人がいてさ。今度は私がその番かなって。」

源クラは良い人が多い説、実感。

家に帰ってさっそく中身を確認すると、いくつかのシングル初回限定盤も同封されていた。
かわいらしいメモ帳には、「しゃちちゃんが気に入りそうな作品もいくつか勝手につめこみました。返すのは本当にいつでもいいからね。」と書いてあった。

何で貸してくれたんですか、と後ほど聞いたら「いや、なんかしゃちちゃんて良い人そうだから」とのこと。
そうです、私は良い人です。良い人じゃないと取り柄が何もないくらい、良い人です。(自負)
それでも、ネット上の見ず知らずの他人に自分のお金で買った貴重な作品を貸すなんて普通できることじゃない。その方が良い人だから貸してくれたのだ。

以来その方とは時々お茶に行っては星野源について思う存分語りつくす。またプライベートなこともお互い話したりして、今ではすっかり私の中で東京でできた友人の一人だ。
類は友を呼ぶ、星野源ファンに良い人が多いのは、きっと星野源自身が良い人で、良い人がファンになり、その良いファンが新しい良いファンをつれてくる。
そうやって、星野源ファンは増えていったのだろうなぁと特典映像を見ながら思ったのだった。


私は良い人に囲まれていたい。だから私も良い人でありたいと思う。

*1:ダイレクトメッセージ、非公開でできる個人間のチャット機能