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続いたら奇跡

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15歳の私へ

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中学生の頃、私は勉強が好きだった。
特に好きなのは英語だ。文法などは今でも下手だが名前がわからなくても会話ができたり、丁寧語がない(正確にはあるが、日本ほど複雑に分類されてはいない)というフェアな感じが好きで、率先して勉強していた。

受験シーズン、どの高校を受けるか迷う。
選択肢は二つあった。地元(石垣島)の高校か、本島の高校か。
その頃特に地元に未練があるわけでもなかったので条件的には本島の高校一択だったのだが、一つだけ地元の高校に進学したい理由があった。
それは、留学システムだ。
一学年につき数人選ばれ、県から出る費用で一年間アメリカに留学できる。
英語を話せるようになりたい私にとって、なんとしてでもこの夢は叶えたかった。
しかし、本島の高校にはそのプログラムがなく、地元の高校にしかない・・。
その一つの理由のみで散々悩んだ。

結果的に、私は本島の高校を選んだ。
また何かの機会に留学するチャンスはあるだろうと思って。

ところが、結局のところ学校に在籍する間留学のチャンスは巡ってこなかった。
元々留学プログラムはなかったし、夏休み等を利用して留学しようと試みるも自分が思っていた以上にお金がかかることを知り尻込みしてしまった。
本島に進学し、住居費等で親に負担をかけている上に留学費用を出してほしいなんて言えなかった。
また、大学相当に入ってからも休みという休みはなく、研究室にこもりきりだったのでこれまた留学のチャンスはない。あったとしてもやはりお金の問題で躓いたと思うが。

社会人になった。
偶然にも英語を使う会社に就職した。自分が少しグローバルな人間になった気がした。
しかし、決して流暢ではなく言語の壁が立ちはだかり大変歯がゆかった。
言いたいことをうまく表現できず、また相手が何を言っているのかもわからない。

やはり、高校は地元を選んで留学すべきだったんだと何度後悔したことか。(とは言っても、本島の高校に進んだからこそ今の自分があるので、その選択を否定しても意味がないのだけれども。)

歯がゆい思いをしている間に月日は流れ、結婚とか病気とか色々あって留学なんて忘れかけていた。

そしたらですよ、奥さん。

旦那さんがアメリカに行きたいって言うじゃありませんか。
こりゃまたびっくり。
しかも私は配偶者として行くので、特に何か試験をうけるとか、そういうハードルはない。

ラッキーすぎない?

周囲の人からは「よくついていく決心をしたね」と言われ、自分でもついていく私偉いな等と思っていたのだが、よくよく考えたら私も元々留学を夢見ていた少女だったのだ。
だいぶ年月は経ったが、意外な形でアメリカに滞在できることになった。

人生何があるかわからないよ。
15年前の私に言いたい言葉である。