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続いたら奇跡

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その兆候には、お気をつけて。

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会社勤めをしていた頃、仕事が大変すぎて寝つきが悪かったり、あるいは眠れなかったり、はたまた寝ている途中もストレスを感じていたのか奥歯をかみ締めてしめる癖がついてしまったようで、歯軋りによって数年で奥歯が数ミリ磨り減った。

うつになる直前、特に眠れていない感が強く、来る日も来る日もダルかった。
ちゃんと寝ているのにどうにもスッキリしないし、寝ている感じがしない。

それでも生活は続くので相変わらず忙しい日々が続く。
特に自覚はなかったが、実は寝ていなかったことに対して体と脳が徐々に疲労をためていたようで、段々ノイローゼのようになっていった。

「眠いけど、だるいけど、会社に行かなきゃ」

「この仕事、私にしかできない」

「他の人に迷惑かけちゃうから、その仕事は絶対自分がやる」

「この日までに終わらせなくちゃ」→家に仕事を持ち帰る

(他の人)「この仕事お願いしてもいい?」「(んー、他の仕事まだ終わってないけど周りの人に迷惑かけないためにも私が引き受けておこう)大丈夫です、やります。」→最初に戻るの無限ループ

健康な人でもこうなるのかもしれない。
ただ、うつになる直前の私は本当に思い込みがひどくて、「私がいないと会社が回らない」と本気で思っていた。

数年の間に2度休んだが、実はそんなに大したことはないと後から気が付いた。
いや、確かに残された人は大変だ。実際私も残された側に何度か回ったことがあってその人のやるべき仕事を一からやるのは確かに大変だった。
でもね、なんとかできたの。
そしてその経験が強みとなって、自分自身の仕事のスキル向上にも繋がった。
まだ会社に入って間もなかった頃、右も左もわからない私を育てたのは、その経験だ。

であるにも関わらず、倒れる直前までの私は「この仕事は私にしかできないし、休んで迷惑をかけるわけにはいかない」と瞳孔を開き気味にこう思っていた。

大丈夫です、何とかなります。

いくらか文句は言われたかも知れないが、大半の人は快く引き受けてくれたし、本気で心配してくれた。
後から振り返ると、確かに難しい仕事だが複数人にちょっとずつ頼めばできなくもないし、そんなことより生きる事の方がよっぽど大事だと倒れてから半年ほどしてようやっと気が付いた。
日本人は責任が強い民族だと個人的に思う。
それは本当に誇らしいことだ。
でも、その責任感の強さゆえに、自分の人生をおざなりにしてまで物事をやろうとしていないだろうか。

疲れているそこのあなた、大丈夫よ。
そもそも、こなせる範囲以上の仕事をもらってくる会社側も問題よ。
できるという言葉を信じて、かつ負担がかかるとわかってて仕事をお願いする上司も考え物だわね。
文句を言う周りの人は、責任逃れがうまい世渡り上手か、もしくはいつか自分が突然そうなるかもしれないという想像ができない人なのよ。
気にすることはないわ。どうか、ゆっくり休んで。
自分がいないと会社が回らないと、強く思うときはちょっと疲れすぎだから本当に土日とか思い切って有給使っちゃうとか、何とか休息の日を見つけて休んでね。
大丈夫よ、それでも会社や世界はちゃんと回るから。

ツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫)

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